2022年03月14日(月)
レーザーを使って救歯‼︎〜歯を救う〜
こんにちは歯科衛生士の小山です。
今回は歯ぐきの下までむし歯が進行してしまった歯を救った症例をご紹介致します!
元々歯ぐきの中までむし歯が進行してしまった歯は本来抜歯になるケースがほとんどです。
なぜ抜歯になってしまうのか?
それは歯ぐきの中まで進行したむし歯を完全に取り除、土台を立てて正確に被せるという事が困難だからです。そのため抜歯をしてインプラントか入れ歯にするという事が一般的でした。
しかしストリークレーザーを用い歯肉蒸散(歯肉形成)することによって歯肉に埋まっている歯を全て外に出す事ができるようになりました!
これが出来ればむし歯をしっかり取り除き正確に被せ物を合わせる事が可能となります。
今回はその症例を一つご紹介致します。
以下の写真を見てわかる通り完全に歯ぐきの中に埋まっているので処置ができません。
まずはストリークレーザーを用いて歯肉蒸散を行い次にレーザーを用いたむし歯の除去を行いました。ここまで歯が見えれば土台を立てて型取りもできますよね^ ^
その後、以下の写真のように土台を立てて型取り(口腔内スキャン)をしました。
ここまで正確にスキャンができれば被せ物を作る事が可能となります。
この日仮歯を入れて治療を終了しました。
当然レーザーを使っての処置なので麻酔を使用する事なくレーザーを使用したことにより歯を削る量も少なく歯質も強化されています。
レーザーの歯肉形成に関しては自由診療で¥10000〜¥20000になります。(歯の状態により異なります。)
もし根っこだけになってしまった歯で抜歯になると言われている場合もまだ救歯できる可能性があります!
ただし、歯の量自体が増やせてるわけではないので、力のコントロールは必要です。
昔は抜くしか方法がなかった歯も医療機器の進歩により歯を残せる選択肢も増えてきています。是非同じようなお悩みがある方はぜひ院長または当院スタッフにご相談下さい!