2021年04月10日(土)
プラズマレーザーシステムとは
〜プラズマレーザーシステム〜
こんにちは、歯科衛生士の小山です。今回は当院の特性であるプラズマレーザーシステムについてお話して行こうと思います!
プラズマレーザーシステムとは
①Nd:YAGレーザー(ストリークレーザー)
②エコシステム(残留塩素補正消毒システム)
③タンパク分解型除菌水(POICウォーター)
④オーラループ4プラス(ポリリン酸)
これらの4つをフル活用する事で効果を最大限に発揮する事ができる治療です。
その中でもレーザーとは何なのでしょうか⁇
ストリークレーザーは1990年に国際特許を取得しており厚生労働省から歯質強化として認可を受けています。従来のレーザーよりも遥かに高性能で多用途に使用することが可能です。
そして当院ではどの様に活用しているのかご紹介していきたいと思います。
プラズマレーザーシステムで可能な治療
『歯の神経を残せる可能性が高い』
食事療法や質の高いホームケア(ポイックケア)を治療と併用することによって、従来までは神経を抜かなければならないような深いむし歯でも神経を残せる可能性が高くなります。
従来の治療では殺菌という概念が存在しないため患部の健全部分も含め大きめに削り無菌化をはかっていました。(予防拡大)
レーザーはそこに殺菌という概念が入る為除菌水をうまく併用することによりむし歯になりかかっている部分も熱殺菌し再石灰化を期待することができます。当然殺菌をメインとする治療なのでユニットから出る水も除菌水でなければいけません(エコシステム)
歯の再石灰化をスムーズに行わせるためには合わせて質の高いホームケア(ポイックケア)
食生活の改善が不可欠です。(特に神経に到達する大きな虫歯ができてしまっている方は砂糖や炭水化物に注意する必要があります)
『痛くない麻酔をしない治療』
麻酔は血流を抑えてしまう作用があるため、治りが遅い傾向があり治療後は体内に麻酔が残っている為多少なりとも身体への負担になってしまいます。
ですが、レーザーには知覚鈍麻作用があるため麻酔が必要な場合にも針を使わない鈍麻をして治療を行える可能性が高いです。
『歯周治療にも効果的』
熱殺菌の効果により初期の歯周病にはもちろん中度以上の歯周治療にも効果的です。
歯周病が進んだポケット内の歯根は複雑の形態で器具を完全に届かせるのが困難な場合が多いです。
ですがレーザーは深い歯周ポケット内、複雑な形態の歯根に対しても熱殺菌が可能です。
また重度の歯周病に関しては従来では麻酔やメスを用いて行う外科的な処置が一般的でしたが、レーザーを用いる事により病的な歯肉のみを無麻酔で蒸発させることができます。出血がほとんどないため縫う必要もありません。
『歯質強化 知覚過敏の処置にも効果的』
エナメル質を熱殺菌することにより結晶内部の不純物や細菌を蒸発させ完全無垢な状態の結晶構造のなかにポリリン酸(オーラループ)を応用することにより、歯を一気に強くします。
さらにご自宅ではポイックケア、ポリリン酸を使用することで維持することができます。
レーザーには従来では残せなかった歯や神経を取らなければいけない可能性が高い大きなむし歯も救える可能性があります!ぜひ歯をなるべく削りたくない、神経を残してほしい、歯の寿命を伸ばしたいと思ったらまずはお気軽にご相談、お問い合わせ下さい!