2020年11月08日(日)
食事療法で虫歯から歯を守ろう
こんにちは。
アスナデンタルクリニック歯科衛生士の廣田です。
今回は虫歯予防における食事療法のポイントをお話ししたいと思います。
まず、虫歯の原因の一つに『食事』があります。
普段何気なく口にしているものが実はむし歯の発症や予防に関わっているのです。
むし歯の発症には、
・砂糖の摂取
・血糖値の急上昇
・野菜(ビタミン、ミネラル)の不足
この3つが主に関与していると言われています。
以上の事に意識しながら食事をすることで、むし歯の進行を停止させたり、痛みを止めたりすることも可能です。
一般的に歯科医院で行なっている治療は、むし歯が進行した結果として破壊された部分を人工物で修理することしかできないため、食事や口腔ケアといった生活習慣をしっかり正さなければ治療を繰り返しながらご自身の歯がどんどん少なくなってしまいます。
むし歯は歯の循環障害であると最近では考えられているため、食事を正す事によりむし歯だけでなく高血圧や糖尿病といった循環器系の疾患も予防することができます。
神経がある歯には血液が流れていることにより歯全体にミネラルや栄養素が届けられています。また、その内から外に向かう液体の流れにより歯の内部に悪いものが入ってくるのを防いでいるのですが、砂糖の過剰摂取、血糖値の急上昇、野菜の摂取不足が起こるとこの循環が停止したり逆流してしまうことがわかっています。この歯の循環の乱れると歯の内部に汚れや細菌が容易に侵入してしまい歯の内部で虫歯が広がってしまうということが起こります。
砂糖の摂取に関してはWHOの基準では1日に25gと言われています。また他の先進国では砂糖の摂取制限を行うため課税されている所やマーケットでの商品陳列も決まりが作られている国もあります。
また野菜のミネラルは血液循環や歯の再石灰化に使われるため必要となります。野菜は積極的に摂取するように心がけましょう。
毎日の食事の際にぜひお話しさせて頂いたことを心がけて、楽しい食事の時間を過ごしてみてくだいさい!
血糖値に関しての詳しい内容はまた次回お話しさせていただきます!