2020年09月01日(火)
最新の虫歯対策(生活習慣、食事)
ロマリンダ大学のラルフ・スタインマン博士のネズミによる研究で
歯は単なる固形物ではなく歯の神経を通じて歯の表面のエナメル質まで体の栄養素が行き渡ってい血液循環のようなものがあることがわかりました。
歯の内部の液体の流れや循環が正常であれば虫歯にはなりづらく
逆に循環が滞ってしまう方は虫歯の進行が早い、あるいは虫歯のリスクが高いことがわかっています。
この流れの停滞を引き起こしてしまう原因として以下のことがあります。
- 砂糖の過剰摂取
- ストレス
- 運動不足
- ビタミン・ミネラル不足
- 薬剤服用
特に砂糖の摂取による血糖値の急上昇やミネラル不足の影響が大きいとのことです。
そこで当院では虫歯を予防するために以下のように食生活を気をつけています。
- なるべく砂糖は意識的に避ける
全く砂糖を摂らないということは難しいですが、WHOでは1日25g以下にするよう
に言われています。意識的に砂糖を摂取しないよう心がけましょう。
砂糖を1週間摂らなければ、それだけで肌の状態が良くなると言われています。
- 食べるスピードをなるべくゆっくりにすること
食べるスピードが早いと、血糖値が急上昇してしまいます。
なるべくゆっくり食べるよう意識をしてみましょう。
それだけで血糖値の上昇が緩やかになります。
また、空腹時に甘いものや炭水化物など血糖値が上がりやすいものを食べると体や血管に負担がかかってしまいます。
なるべく野菜などの血糖値の上がりにくいものから食べるよう心がけましょう。
- ミネラルをしっかり摂る
ビタミン・ミネラルの豊富な食材(豆・木ノ実・野菜・きのこなど)をしっかり摂りましょう。
特に、現代食ではマグネシウムが不足しがちです。
マグネシウムが不足すると、歯の再石灰化や骨の形成に支障をきたすだけではなく高血圧や歯石沈着、白内障など様々な疾患の原因となります。
主食はマグネシウムの豊富な玄米に変えるか、サプリで補いましょう。
以上のような食生活を送ることで虫歯を防ぐだけではなく多くの成人病の予防へと繋がります。
当院のスタッフは以上のことを気をつけて実践しています!
虫歯が多い人は糖尿病や循環器系の疾患を発症する可能性が非常に高いことがわかっておりますので、虫歯ができやすい方は少し食事の考え方を変えるだけでも十分効果が出る可能性も高いですし体にも良い影響が現れると思います。
皆さんもぜひ実践してみてくださいね!