2019年10月11日(金)
口腔ケアのご紹介!
こんにちは!歯科衛生士の廣田です!
今日はお家での口腔ケアについてお話ししていきたいと思います!
まず毎日行う歯磨きについて
・歯ブラシを選ぶポイント!
1、ヘッド(歯ブラシの頭の部分)の大きさ
ヘッドなるべく大きすぎないものを選びましょう!
ヘッドが大きいと奥歯や歯の裏側などに歯ブラシが届かず、磨き残しの原因になってしまいます。
小さめの方が奥の歯にもしっかりブラシが届くので細かい部分も磨きやすいですよ☆
2、毛の硬さ
毛の硬さは『ふつう』のものを選ぶのがオススメです!
硬すぎると歯肉を傷つけてしまう恐れもあり歯ブラシ圧の調整が難しくなってしまいます。
ただ、歯肉の炎症が強い人は『やわらかめ』からスタートしましょう!
自分に合った歯ブラシを見つけて毎日の歯磨きを頑張っていきましょうね!
・舌のお掃除について
歯以外にも歯垢はつきます。
舌にも食べカスなどの汚れが付着し細菌が繁殖すると白い苔状の付着物になります。
これを『舌苔』(ぜったい)といい、この舌苔は口臭などの原因にもなります。
舌苔が気になってきたら『舌ブラシ』という舌専用のブラシで優しくお掃除してあげてくださいね!
歯ブラシの後、時々舌のお掃除もすることで口臭予防になります!
ただ舌は味覚を感じとる大切な部分です。
強い力でのお掃除や舌ブラシのやり過ぎには充分注意してください!!
・歯磨き粉
歯磨き粉にも色々な種類がありますが今日はフッ素配合の歯磨き粉についてご紹介していきます。
そもそもフッ素やポリリン酸には歯の結晶を強くする働きがあります!
ですので『フッ素配合』と表示されている歯磨き粉は使用することで虫歯の予防になります!
ただフッ素は30分間程度お口の中に残っていないと効果がありません。
なので歯磨き後にもう一度、歯ブラシにペーストをつけて歯に塗ってください。
そのあとに、おちょこ一杯分程度のお水をお口に含んで出す程度のすすぎをして30分間はご飲食を控えてください。
この方法を『ペーストテクニック』といいます!
是非ご自宅でも試してみてくださいね!
※フッ素に抵抗のある場合は無理に行う必要はありません。
またご年齢によって適正なフッ素の濃度が違いますのでご質問がありましたら当院スタッフまでお問い合わせください。
・キシリトールについて
キシリトールは虫歯の原因菌である『ミュータンス菌』の活動を抑制してくれる働きがあります。
最近はキシリトール配合のガムやタブレットが販売されているのでおやつの代わりに食べるだけで虫歯予防になるんです!
当院でもキシリトールガムやタブレットを販売していますので、お好みのものを食後や歯ブラシの後などに食べてみてください!
ただキシリトールは食べ過ぎると人によってはお腹を下してしまうこともあるので初めて食べる方は量を加減しながら食べることおすすめします。
当院ではご自身の口腔内のミュータンス菌の数を調べることもできます
ミュータンス菌の数を知ることは今後の虫歯予防に大きく関係してくるので是非一度お試しください。
最後に、よく噛んで食べることと食事中にはなるべく水分はとらないようにすることも大切です!
しっかり咀嚼することにより唾液の分泌が促進されます。
唾液には消化を助ける働きや、口腔内を浄化する働きがあるので唾液の機能を最大限利用できます!
逆にお水で流し込むような食事の取り方だと唾液の分泌能力が低下してしまい、せっかく分泌された唾液の機能が充分に発揮できません。
食事の取り方を気をつけるのも大切な口腔ケアの一つなんです!
今回は一般的な口腔ケアの方法をご説明させていただきましたが
次回は当院スタッフも愛用しているPOICウォーターを使ったブラッシングについてご紹介していきます!